【水上代表挨拶 】
公園ねこ推進管理サポーター制度が始まって一年。私自身もサポーターとしてほぼ毎日、給仕と掃除をしている。
避妊・去勢手術も5年くらい前から個人でされている方と一緒にしているので、この1年くらいは、私がサポーターをしている公園では手術をしないといけない猫はいなかった。しかし、街中では手術の必要な猫を捕獲して手術をしているし、猫の活動にはきりがありませんが、サポーター制度とか街猫制度とか猫にかかわっているすべての人間がもう一度原点に戻って考える必要があるのではないか。
このサポーター制度をこれからどのうように育てていくかと考えたときに、このような会を作って皆さんと意見交換をしながらやっていきたいと思った。そして、一年経経過した。 この会が主催で避妊去勢手術支援事業も3回実施し 、そのたびにもっとがんばらないといけないという気持ちが大きくなった。 手術をしなければ、猫は確実に増える。前回
の手術支援の時もメスの90%くらいが妊娠していた。妊娠している猫に手術をすることにはいろんな意見があるかとは思うが、この社会の中で産まれてくる子 猫が全て幸せになれるかどうかと考えると いたしかたのないことだと思う。
捕獲は時間も体力もいる作業。嫌になることもある。 しかし、そこからしか認めてもらえる部分はないと思うので、一代限りの命をまっとうさせてあげるために人間が手助けをしてあげるということで周りにも認めてもらえたら、と思ってやっている。
このサポーター制度があったり、行政がバックについていてくれていたとしても、自分のことは自分で守る、自分が猫を守るという考え方は全く変わっていない。
地域住民の方や公園利用者に理解してもらうには、自分の行動次第だと思う。自分の行動をアピールすることによって理解をしてくれる方が増える。なので、制度をつぶすのも生かすのもサポーター1人1人だと思うし、公園だけでなく街中の猫にも目をむけてもらえるのもサポーターの行動だと思う。
もう一度サポーターの役割と義務と将来を考える時期ではないか。皆さんと横のつながりをもって助け合っていきたい。
【警察への要望書の提出 】
このたび、会として大阪府警へ次の通りの要望書を提出しようと思っています。
動物愛護法に基づいて当会は大阪市の制度に沿った活動を行っている。
具体的には野良ねこの繁殖を防止するとともに近隣とのトラブルの防止に努めている。
しかし、このような活動を理解していない近隣住民の一部の者とトラブルになることが。私たちの活動の目的が繁殖を抑えるものであると説明しても中々理解してもらえない。
それどころか、反対住民から相談を受けた警察官が一方的に当会の活動を違反行為であるかのように誤解して、不当な干渉をしてり厳しい意見を述べたりする。
そのようなことがあるため、私たちの活動を理解していただけるように、会として大阪府警本部に要望書を提出しようと考えている。
また、尼崎では、捨てられて犬や猫を警察に届けると2・3日で保健所に連れて行かれる。
保健所に連れて行かれた犬や猫は殺されてしまう。
そこで、警察に連れてこられた時点でボランティアに連絡をいただければ、ボランティアが飼い主や里親さんを見つけるお手伝いをしますので、ぜひお手伝いさせてください、 とお願いしいきたが、協力はいりませんとけんもほろろに断られた。
そのようなことがあるので、すでにできているシステムの見直しを住民として要望し続けなければならないと思います。
【手術支援の報告 】
第3回避妊・去勢手術支援事業は、オス31頭・メス49頭・耳カットのみ2頭・合計82頭であった。
確認できているだけで半数が妊娠しており、もし産まれていれば約120頭が増えていたことになる。
また、本来手術跡は小さいが、妊娠している場合は大きくなり母体に影響が大きくなる。 だから、避妊手術は妊娠する前にできるだけ早く行ってほしい。
今回も手術済みの猫が2頭いた。何度も怖い思いをする猫がかわいそうです。手術済みの目印となる耳カットの重要性を再確認した。
HPで収支報告をしているが、約60万の収入があり、約50数万の支出があった。
前回の無料手術キャンペーンの折、手術代は無料であったが経費が会の負担だったので、そのマイナスと差し引きし、2万円ほどの黒字となった。
今後、支援事業は行う予定がない。 支援事業と同じくらいの価格で手術ができる病院を紹介する。 6月開院予定。送迎もある。ねこの会の会員は安くしてくれるそうなので会員証を提示のこと。
また、前回無料手術キャンペーンでお世話になった「公益財団法人どうぶつ基金」さんが無料キャンペーンを行うそうとのこと。 先着順でネットでの申し込みになる。 希望の方は、お早めに。
【罰則付き餌やり条例についての対市交渉 】
昨年の12月末に議会で言及された罰則付き餌やり禁止条例制定について、1月4日に大阪市にたいして質問書及び要望書を提出。それについては、1月20日 の別件での話し合いの際に、「大阪市として餌やり禁止条 例を制定するという思いは持っていない」との見解を大阪市から受けたが、後日、正式な文書回答を市側からいただいた。まだ十分に納得できない部分があるの
で、理解を深めるため、4/24に大阪市市役所に15:00より対市交渉を行う。
私たちは公園猫だけでなく街中のねこにも適正な管理ができるように、街ねこ制度をもっと充実させたいと思っている。
だから、街ねこ制度をもっと使いやすく実効性のあるものとして充実させていくことが肝心であるということを訴えていきたい。
自分たちの意見を直接に大阪市訴えられるのは対市交渉とときぐらいなので、沢山の方に参加していただいて、大阪市の取り組みが発展していくように話し合いを積み重ねていきたい。